政治家

高市早苗の学歴・経歴詐称の真実は?「議会立法調査官」は嘘だった?疑惑を検証!

衆議院議員の高市早苗さんに経歴詐称疑惑が噂されています。

総裁選に立候補する高市さんですが、経歴詐称疑惑が真実なら大きな影響を与えそうですね。

囁かれているのは「議会立法調査官」という肩書を「でっち上げたのではないか?」ということ。

今回は、高市早苗さんの経歴詐称や、学歴についてご紹介していきます!

高市早苗の学歴・経歴詐称疑惑とは?

高市早苗さんをYahoo!で調べようとすると、「学歴詐称」というワードが出てきます。

政治家で総理大臣に立候補する人が、学歴詐称していたら問題ですよね。

しかし、高市さんは学歴詐称していたわけではありません。

正確にいうと、「経歴詐称疑惑」があったんです

詳しく見ていきましょう!

詐称疑惑が発覚したきっかけ

高市早苗さんの経歴詐称疑惑が持ち上がったきっかけは、鳥越俊太郎さんのこちらの発言(動画の1:12:48頃~)。

2016年2月29日に開かれたジャーナリストたちによる高市さんの「電波停止」発言に抗議する記者会見で、鳥越さんが高市さんの経歴詐称を主張しました。

鳥越俊太郎さんが主張した高市さんの経歴詐称疑惑をまとめてみましょう。

  • 高市早苗は「議会立法調査官」という触れ込みで、名を上げた
  • しかし「議会立法調査官」ではなく、コピー取り、お茶くみ程度だった

高市さんは「議会立法調査官」という肩書を掲げていましたが、実際は無給のボランティアのような扱いだったということ。

つまり、鳥越さんは「無給で見習いのような立場だったんだから、議会立法調査官と名乗って活動するのは詐称じゃないの?」と主張していたようです。

この「議会立法調査官」とは何なのでしょうか?

高市早苗は自称「議会立法調査官」だった?

高市早苗さんはアメリカに留学していた時に、下院議員のパトリシア・シュローダさんの個人事務所で議会立法調査官を務めていたと言っていました。

なんとも立派な響きがある「議会立法調査官」!

この凄そうな「議会立法調査官」という肩書で、日本帰国後もメディアに取り上げられ、情報番組『朝だ!どうなる?』のメインキャスターにも抜擢。

アメリカの「議会立法調査官」として議会で働いていたとされていましたが、「議会立法調査官なんていう役職は聞いたことがない」という意見が。

更に「議会立法調査官」という役職はそもそもないという報道まで出てきてしまいました。

実際、高市大臣がアメリカの議会に採用されたという記録は見つからないようだ。それどころか「議会立法調査官」という名称さえ見当たらない。

「議会立法調査官」という触れ込みでメディアに出ていた高市さんでしたが、存在しない肩書だといわれてしまい、経歴詐称疑惑が浮上したというわけですね。

高市早苗の「議会立法調査官」ではなく「議会研究員」だった!

鳥越さんの経歴詐称発言に対して、高市さんは反論!

高市さんは「議会立法調査官」ではなく、アメリカの議会研究員(Congressional Fellow)として議員事務所で働いていたんだそう。

「高市がコングレッショナルフェロー(議会研究員)をしていたのは事実です。確かに議会から報酬は出ていませんが、松下政経塾のアメリカの研究所が高市のスポンサーとなり、議員事務所で働いていたのです。コングレッショナルフェローには、選ばれた人しかなれません。

日刊ゲンダイ

「議会立法調査官」ではなく、「議会研究員」という全く違う役職だったというわけですね。

高市さんはアメリカの議会研究員として、議員立法やスピーチのための調査を行っていたんだそう。

しかし「報酬は出ていない」ので、役職として掲げるのも無理があるかもしれません。

そして、そもそも「議会立法調査官」というのは「造語」だったんだとか!

ただし、“議会立法調査官”は造語です。現在は、誤解を招くので、その名称は使っていません

日刊ゲンダイ

政治家が自分の肩書に造語を掲げるのはどうなのでしょうか…?

造語で良いなら、誰でも立派そうな肩書を作れてしまうのではないでしょうか。

公的な職での経歴に「議会立法調査官」という肩書は使用していないようですが、不信感は生まれてしまいますね。

また、2016年4月19日には鳥越さんの発言の取り消しを要求しました。

高市議員は今月に入って鳥越氏に発言の取り消しを要求するとともに、「一部報道で事実誤認の情報が流れている」として、自身のホームページのプロフィールに説明書きを掲載した。

yahooニュース

現在の高市早苗さんのホームページのプロフィールには「米国連邦議会Congressional Fellow」と書かれています。

高市さんは「議会立法調査官」という言葉を自分で作って肩書にしていましたが、実際は「Congressional Fellow=議会研究員」という立場だったんですね。

しかしアメリカの議員事務所で働いていたことは事実なので、経歴詐称ではないと主張していす。

高市早苗の経歴詐称疑惑の矛盾点

高市早苗さんの経歴詐称疑惑の流れを分かりやすくまとめてみましょう!

  • 高市早苗はアメリカの「議会立法調査官」という肩書でメディアに出ていた
  • 鳥越俊太郎が高市早苗の経歴詐称疑惑を主張
  • 鳥越俊太郎によると、高市早苗の肩書「議会立法調査官」なんてものは存在しない。無給の見習いだし、「経歴詐称ではないか?」とのこと。
  • 高市早苗の「議会立法調査官」は造語(訳語)で、実際はアメリカの議会研究員(Congressional Fellow)だった
  • 「議会研究員」という役職で議員事務所で働いていた

高市さんが最初から「議会立法調査官」という肩書ではなく、「議会研究員(Congressional Fellow)」と名乗っていれば経歴詐称と言われなくて済みましたね。

経歴詐称と疑われましたが、あくまでアメリカの議員の元で働いていたことは事実なので詐称していないというのが高市さん側の言い分のようです。

しかし高市早苗さんの事務所と、高市さんの主張には若干の矛盾点も。

  • 高市早苗の事務所の主張:Congressional Fellowをしていたのは事実だが、報酬はでていない(出典:日刊ゲンダイ)
  • 高市早苗の主張:Congressional Fellowは、一般的に無給であるインターンシップとは違う(出典:yahooニュース

高市さんは「無給のインターンシップとは違う」と主張していますが、ということは、「無給ではなかった」と言いたかったのでしょうか?

しかし高市さんの事務所は「報酬は出ていない」と主張しているので、お互いの言い分に矛盾が生じていますね。

高市早苗の学歴まとめ:学生時代は破天荒だった

経歴詐称疑惑が持ち上がった高市早苗さんが通っていた学校も気になりますね。

こちらが、高市さんの学歴!

  • 幼稚園:奈良カトリック学園
  • 小学校:奈良市立あやめ池小学校→橿原市立畝傍南小学校
  • 中学校:橿原市立畝傍南中学校
  • 高校:奈良県立畝傍高等学校 
  • 大学:神戸大学経営学部経営学科 

高市さんの破天荒な学生時代をご紹介します!

大学生時代はヘビメタ一筋

ヘビメタが大好きで、学生時代は軽音部に所属し、ヘビメタロックバンドでドラムを担当していました。

聖飢魔ⅡやX JAPANのファンで、大学時代にはプロのドラマーを目指していたほど!

私は大学時代にハードロックバンドのドラマーとしてプロを目指していたが、その当時、大学サークルから、聖飢魔Ⅱとして華々しくデビューされた事がとてもうらやましく、印象に残っています。
今は、閣下のCDを聴きまくって自分を盛り上げています。

Tune Gate

大学生時代はバイクを乗り回していたりと、かなりヤンチャだったようですね。

ホステスのバイト経験あり

高市さんは学生時代にホステスのバイトをしていたことがあるんだとか!

ナンシー関さんによると、高市さんは「高級クラブホステスの喋り方」とのこと。

高市さんの話し方は明瞭で聞きやすいと言われますが、ホステスのバイト経験が活かされているのかもしれませんね。

高市早苗の経歴まとめ:キャスターから政治家へ

こちらが高市早苗さんの経歴一覧。

  • 1984年:大学卒業後、松下政経塾に入塾
  • 1987年:アメリカに行き、議会立法調査官
  • 1989年:帰国し、日本経済短期大学(亜細亜大学短期大学部)の助手
  • 1990年『朝だ!どうなる?」のメインキャスターに 1990年11月5日から1991年3月29日の5か月で打ち切り
  • 1992年:第16回参議院議員通常選挙に出馬し、落選
  • 1993年:第40回衆議院議員総選挙に出馬し、初当選
  • 2002年:第1次小泉改造内閣で経済産業副大臣に就任
  • 2004年:近畿大学経済学部教授に就任
  • 2006年:第1次安倍内閣で内閣府特命担当大臣に就任し、初入閣
  • 2014年:第2次安倍内閣で女性初の総務大臣に就任
  • 2018年:衆議院議員運営委員長に就任

詳しく見ていきましょう!

アメリカの議員事務所で働く

神戸大学経営学部経営学科を卒業した後、1987年にアメリカへ渡った高市さん。

アメリカでは下院議員のパトリシア・シュローダさんの事務所でCongressional Fellowとして働いていました。

議員事務所では、立法のために必要な調査や分析を行っていたんだそう。

しかしここでの役職を「議会立法調査官」と訳してしまったために、経歴詐称を疑われてしまいました。

キャスターになる

1989年にアメリカから帰国した高市さんは、日本経済短期大学の助手を務めました。

その後すぐに政治家になったのかと思いきや、情報番組『朝だ!どうなる』のメインキャスターに就任。

出典:Twitter

鳥越俊太郎さんの主張によれば、高市さんが名乗っていた「議会立法調査官」という肩書がキャスター起用の1つの理由だったのかもしれません。

『朝だ!どうなる?』は、1990年11月5日から1991年3月29日の5か月で打ち切りになっています。

政治家になる

5か月間のキャスターを経て、政治の道を歩み始めた高市早苗さん。

1992年の参議院議員通常選挙では落選してしまいましたが、1993年の衆議院議員総選挙では初当選。

また、2014年には女性初の総務大臣になり、2017年6月20日には総務大臣の在任歴代1位になりました。

第1次安倍内閣で初入閣した高市さん。

2021年の自民党総裁選では、安倍晋三さんが高市さんを支援すると報道されました。

高市早苗のプロフィール

  1. 名前:高市早苗
  2. 生年月日:1961年3月7日
  3. 年齢:60歳(2021年9月現在)
  4. 出身:奈良県奈良市

高市早苗さんは2004年に自民党議員の山本拓さんと結婚しますが、2014年7月19日に離婚。

そして、養子の息子と娘がいます。

息子さんに子供が生まれた時は、高市さんは46歳だったので、46歳でおばあちゃんになりました。