水泳選手の鈴木孝幸さん。
東京パラリンピックで2つのメダルを獲り注目されていますが、どんな生い立ちを過ごしてきたのでしょうか?
鈴木さんは身体的障がいだけでなく、生い立ちそのものが壮絶でした。
実は、赤ちゃんの頃に育児放棄され、里子に出されていたんです!
今回は、そんな鈴木孝幸さんの生い立ちについてご紹介していきたいと思います!
鈴木孝幸のプロフィール

- 生年月日:1987年1月23日
- 年齢:34歳(2021年8月現在)
- 身長:117㎝
小学校の頃は水泳部と吹奏楽部の掛け持ちをしていた鈴木孝幸さん。
吹奏楽部ではホルンを吹いていたそうで、肺活量も鍛えられたのではないでしょうか。
中学校では吹奏楽に夢中で、本格的に水泳をやるようになったのは高校に入ってからなんだそう。

そして静岡県の聖隷クリストファー高等学校を卒業した鈴木さんは、早稲田大学教育学部に進学。
その後、スポーツ用品メーカー「ゴールドウイン」に所属し、2013年にイギリスのノーザンブリア大学に留学。
現在はイギリスを拠点として活動しています。
そんなワールドワイドな鈴木孝幸さんは、これまで4つのパラリンピックでメダルを獲得!
- アテネパラリンピック(2004年):200メートルメドレーリレー 銀メダル
- 北京パラリンピック(2008年):50メートル平泳ぎ 金メダル
- 北京パラリンピック(2008年):150メートル個人メドレー 銅メダル
- ロンドンパラリンピック(2012年):50メートル平泳ぎ 銅メダル
- ロンドンパラリンピック(2012年):150メートル個人メドレー 銅メダル
- 東京パラリンピック(2021年):50メートル平泳ぎ 銅メダル
- 東京パラリンピック(2021年):100メートル自由形 金メダル
2004年から2021年まで代表として選ばれるだけでなく、メダルを獲得しているのは本当に凄いことですね….!
鈴木孝幸の生い立ちが壮絶!

鈴木孝幸さんの生い立ちを調べると、とても壮絶な人生を歩んでいました。
詳しく見ていきましょう。
育児放棄される

鈴木さんの右ひじは肘までしかなく、両脚は一部しかありません。
先天性四肢欠損という状態で生まれてきた鈴木さんの姿を見て、両親はとても驚いたんだそう。
鈴木さんは運動機能障害S4で、これは重度の障害レベルにあたります。
そんな鈴木さんを支えて育てていくべきだった両親は、ショックを受け、育児放棄をしてしまったんだとか。
里親・小松洋に育てられる

両親に育児放棄された鈴木孝幸さん。
そんな鈴木さんを引き取ったのは、母方の祖母・小松洋さんでした。
保育園の園長をしていた小松さんが、里親になったのは50代の時。
いくら孫とはいえ、簡単な決断ではなかったでしょうね…!
そして、自立した人生を送ってほしいという理由で、名字を「小松」ではなく「鈴木」のまま里子として育てたんだそう。
里子として小松さんに育てられた鈴木さんは、小松さんの勧めで6歳から水泳を始めました。
20歳で里子制度が終了

鈴木さんを育てあげた小松洋さん。
通学も難しかった鈴木さんの送迎をするために、運転免許も取ったんだとか。
小松さんの暖かい支えに感動しますね….!
そんな小松さんと鈴木さんの里親・里子関係は、鈴木さんが20歳の時に終了しました。
鈴木さんが早稲田大学に入るのを見届けた後、里子制度が終わったんですね。
鈴木孝幸の両親はどんな人?ハーフなの?

彫が深く「ハーフなの?」と言われる鈴木孝幸さん。
両親が何人なのか気になりますね。
しかし、鈴木さん本人に両親の記憶はないんだそう。
「両親については別にどうとも思いませんよ。記憶にもないので会いたいとも思わないし。それよりおばあちゃんに育ててもらったことが良かった。」
kototama
なので、両親がどんな人か分かるのは、小松さんなどごく一部の人だけですね。
両親がどんな人かは分かりませんが、鈴木さん本人は「日本人だ」と言っています。


なので、鈴木さんの両親も日本人のようですね!
鈴木孝幸と里親・小松洋は仲良し

鈴木孝幸さんと、里親であり祖母である小松洋さんはとても仲良しなんです!
鈴木さんが通うノーザンブリア大学がある、イギリスのニューカッスルにまで飛んでいくことも。


里親ではなくなった今、孫の卒業式に出席したんですね。
とてもおしゃれで素敵!
小松さんは2021年で88歳。

北京パラリンピックで金メダルを獲った鈴木さんは、そのメダルを小松さんにかけてあげたことも。
鈴木さんの人生に小松洋さんはなくてはならない存在ですね。