2021年3月3日に内閣広報官に就任した小野日子さん。
女性初の内閣広報官だった山田真貴子さんの後任として選ばれた小野日子さんなので、どれだけ優秀な学歴と経歴を持っているのかが気になる人も多いのでは?
今回の記事では、小野日子さんの学歴や経歴を詳しくご紹介していきたいと思います。

小野日子のプロフィール

- 名前:小野日子(おの ひかりこ)
- 生年月日:1965年生まれ
- 年齢:55歳(2021年3月時点)
- 出身:東京都
小野日子さんが外務省に入省した当時、同期26人中女性はたった1人でした。
外務省に入省し、輝かしい経歴を持つまでは膨大な努力が必要だったでしょうね。
小野日子の学歴

小野日子さんの学歴は「さすが将来外交官になる人物!」と言いたくなるようなスゴいものでした。
- 女子学院中学校
- 女子学院高等学校
- 一橋大学社会学部
1つ1つ詳しく見ていきましょう!
中学:女子学院中学

小野日子さんは東京都千代田区にある女子高・女子学院中学校に通っていました。
当時、女子学院中学校(東京都)1年の12~13歳で、主人公の敏子と同い年でした。
毎日新聞
女子学院中学校は偏差値76の超難関中学。
2020年3月10日の『毎日新聞』によると、中学生時代に第24回青少年読書感想文全国コンクールで最高賞である内閣総理大臣賞を獲得したんだとか!
『ガラスのうさぎ』を読んで「戦争はわからない」というタイトルで書いた読書感想文。
この『ガラスのうさぎ』が、「平和な社会を実現したい」という小野さんの原点の1つになりました。
高校:女子学院高等学校

小野日子さんは中学からそのまま女子学院高等学校に進みました。
高校2年生の時に、広島の被爆者の方から実体験を聞く機会もあったという小野さん。
学生時代から平和について考えることが多かったのですね。
そして高校時代に現在の職業である外交官を目指し始めます。
大学:一橋大学社会学部

女子学院高等学校を卒業後は一橋大学社会学部に進学。
一橋大学社会学部の偏差値は67.5で超難関校ではないものの、学生時代には外交官になるために努力を惜しまなかった小野さん。
『一橋の女性たち』によると、一橋大学には外交官を夢見る若者たちのための勉強会があるんだとか!
もちろん小野日子さんもこの「外交官になるための勉強会」に参加し、合格した先輩から学ぶなど、外交官になるための準備を着々と進めていました。
1988年3月に一橋大学社会学部を卒業し、いよいよ外務省に入省します。
小野日子の経歴

一橋大学を卒業した後の小野日子さんの輝かしい経歴がこちら。
- 1988年3月:外務省入省(外務公務員Ⅰ種採用)
- 1989年:オックスフォード大学で外交官補として研修
- 1991年:オックスフォード大学修了
- 1991年:外務省勤務
- 2000年:在アメリカ合衆国日本国大使館(広報文化担当一等書記官)
- 2003年:出産・育児休業(日本で半年、アメリカで半年)
- 2007年:総合外交政策局政策企画室長
- 2009年:国際協力局国別開発協力第二課長
- 2009年:Global Moms Networkを立ち上げる(グローバルな世界の中で生きていける子供を育てるプログラム)
- 2011年:大臣官房広報文化交流部総合計画課長
- 2012年:内閣服広報官・官邸国際広報室長
- 2014年:(独)国際交流基金総務部長
- 2016年:(公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会スポークス・パーソン
- 2017年:東南アジア諸国連合日本政府代表部次席公使
大学を1988年に卒業した後、イギリスのオックスフォード大学哲学・政治学・経済学部に留学。
そしてわずか2年後の1991年にオックスフォード大学を修了します。
留学していたこともあり、語学が堪能な小野日子さんは2000年から3年間アメリカへ駐在することに。

そして2017年9月からはジャカルタに駐在することになった小野さん。
2016年には世界中の注目の的になる東京オリンピック・パラリンピックのスポークスパーソンに抜擢されました。
まさに日本だけでなく、世界を股にかけるキャリアウーマンなのですね。
小野日子が外交官を目指したきっかけ

小野日子さんが外交官を目指し始めたのは高校生の時。
『一橋の女性たち』のインタビューによると、それまでは「人のためになる仕事がしたくて」医者になりたかった小野日子さん。
しかし高校時代に小野日子さんの5学年上の先輩の記事を読んで、外交官を目指すようになりました。
高校時代に、女性外交官になった5学年上の先輩を紹介する新聞記事を読んだこと。そのとき初めて外交官という仕事を知りました。
日経DUAL
一橋大学の周りの学生がとてもパワフルだったことも、日子さんを後押ししたようですね。
「近所の普通の幼稚園」に通っていた日子さんなので、外交官になるという娘にお母さんも驚いたんだそう。