女子バスケットボールの監督、トム・ホーバスさん。
試合中の日本語ペラペラな姿に驚いた人も多いのではないでしょうか?
少しの日本語の単語を知っているのではなく、めちゃくちゃ流暢に話すトム・ホーバスさん。
実はトム・ホーバスさんがここまで日本語が上手なのには5つの理由がありました。
今回は、女子バスケ監督のトム・ホーバスさんの日本語について取り上げていきたいと思います!
女子バスケ監督トム・ホーバスが日本語上手すぎ!

東京オリンピックで銀メダルを獲得した女子バスケットボール日本代表。
そんな女子バスケを指導してきたのが、監督のトム・ホーバスさん。
ネットでは銀メダルの快挙と合わせて、トム・ホーバスさんのペラペラな日本語に注目が集まっていました!
https://twitter.com/Stibron619/status/1424509768962494464?s=20
おはよう御座います!ここから聴きます
— ふみふみ23 (@fumifumi1242954) August 17, 2021
女子バスケ #トム・ホーバス 監督の日本語があまりにも流暢過ぎるww
#happy1242
https://twitter.com/1230answer/status/1424509431987929091?s=20
更に、2021年8月30日に出演する『しゃべくり』では、日本のバラエティ慣れしすぎているホーバスさんの姿も!
https://twitter.com/NFn6d2/status/1430175852147396616?s=20
まずは、トム・ホーバスさんの堪能な日本語を聞いてみましょう!
【動画】トムホーバスは日本語の敬語もペラペラ!
こちらが、トム・ホーバスさんが話す日本語。
選手に対して敬語で話すのがスゴイですね!
敬語は難しいと思いますが、そんな敬語も使いこなす日本語が堪能なトム・ホーバスさん。
ホーバスさんは何人なのでしょうか?
トム・ホーバスは何人?国籍は?

- 名前:トム・ホーバス(Tom Wayne Hovasse)
- 生年月日:1967年1月13日
- 年齢:54歳(2021年8月現在)
- 国籍:アメリカ
トム・ホーバスさんはアメリカのコロラド州デュランゴ出身で、ペンシルバニア州立大学を卒業。
ハーフというわけでもなく、純粋なアメリカ人です。
アメリカ人のトム・ホーバスさんがこんなに上手に日本語を話す理由をご紹介していきましょう!
トム・ホーバスが日本語ペラペラな理由!

トム・ホーバスさんが日本語ペラペラな理由は、次の5つ!
- 日本人の嫁がいる
- 子供の頃から日本と縁があった
- 独学の勉強量がスゴイ
- 通訳をつけたくなかった
- 日本在住歴が長い
1つ1つ詳しく見ていきましょう!
①日本人の嫁・「えいこ」がいる

トム・ホーバスさんには日本人の嫁がいます。
Hovasse has a home in Kashiwa, about an hour north of Tokyo, but also maintains one in San Diego. It is there where Eiko, his wife of 21 years, lives and where their two kids – a son now in college at Albany, a daughter about to begin at Cal-Santa Barbara – were largely raised.
Pennlive
2016年6月30日の英文記事によれば、ホーバスさんには「えいこ」さんという日本人の嫁と2人の子供がいるようです。
アメリカのカリフォルニア州サンディエゴに、えいこさんと2人の子供は住んでいるんだそう。

ホーバスさんは、家でずっと日本語を話していました。
妻は日本人で、家ではずっと日本語だった。
Basket Count
えいこさんと日本語ということは、子供たちとも日本語で話す時間が長そうですね!
外国語のレベルアップには、「話す」ことが欠かせません。
日本語ネイティブの奥さんとの会話が日本語だと、自然と日本語が上達しそうです。
②日本在住歴が16年以上

トム・ホーバスさんの日本在住歴はなんと16年以上!
ホーバスさんの経歴を見てみましょう。
- 1990年~94:日本リーグのトヨタ自動車に入団
- 1995年~2000年:NBAやアメリカの独立リーグに所属
- 2000年:トヨタ自動車、東芝に所属
- 2001年:引退し、アメリカのIT関連会社に勤務する
- 2010年:日本女子バスケのコーチ就任
- 2017年1月:バスケ女子日本代表のコーチ就任
1990年に日本に来てからアメリカに戻ることもありましたが、合わせて16年以上住んでいるんですね!
更に、始めてトヨタ自動車に所属した時は、同時に水道橋の東京本社オフィスの海外マーケティング部に所属していました。
満員電車に揺られながら通勤するという、日本ならではの経験をしながら日本の起業に勤めていたホーバスさん。
会社でも日本語を使うことが多かったのではないでしょうか?

そして、1990年~94年の日本にいる間にえいこさんと知り合ったんだそう。
He made good money playing for the Toyota Pacers, and over time had come to love the Japanese culture. Plus, he was ready to get married and his girlfriend had stayed behind when he came back to the United States.
Gazette
日本人の彼女がいたら、日本語の上達スピードも段違いですよね!
初めて来日した時に、ホーバスさんの日本語の基礎はほぼ出来上がっていたかもしれませんね!
③子供の頃から日本と縁があった

アメリカで生まれ育ったトム・ホーバスさんですが、小さい頃から日本と縁があったんだとか。
父親が空軍、兄が海軍に所属していたホーバスさん。
沖縄に駐在していた兄から日本の国旗が送られてきたことがありました。
思えば日本とは昔から不思議な縁で結ばれてきた。父は空軍、兄は海軍の所属。高校生の時には、沖縄駐在だった兄から贈られた日本の国旗を部屋に飾っていたという。
朝日新聞デジタル
その送られてきた日本の国旗を部屋に飾っていたそう。
ホーバスさんは子供の頃から日本との距離が近かったので、日本語を覚える時にも抵抗なく入っていけたのかもしれませんね!
④独学の勉強量がスゴイ

トム・ホーバスさんのスゴイところは、日本語を独学で身に着けたこと!
ただ、日本語のバスケ用語を理解するのがまずは大変だったので、コーチの話すことを注意深く聞いていた。それにビジネスの現場の敬語と言葉使いは違うからね(笑)。練習の後も日本語でどんどん選手たちに話しかけて、自分がどんな人物かを理解してもらうようにつとめた。
Basket Count
日本で監督としてやっていくために、日本語のレベルアップを目指したホーバスさん。
- 日本人が話すことを注意深く聞く
- スマホの日本語学習アプリで隙間時間を活用
- 練習の後に選手に話しかける
- 選手と1対1で話す時間を作る
- 家で教材を使って勉強
日本語学校にも通わず勉強し、結果的にネットで話題になるほど上手な日本語を習得!
きっと嫁のえいこさんの支えもあったのでしょう。
また「日本のバスケットボール界に育ててもらったから恩返しがしたい」という気持ちも、日本語へのモチベーションになったのかも。
トム・ホーバスさんの高い日本語力の影には、凄い量の努力があったんですね!
⑤通訳をつけたくなかった

トム・ホーバスさんには、日本語通訳をつけたくないという気持ちがありました。
通訳をつけようと考えたことは一度もない。通訳がいると選手たちは話を聞く時に、私ではなく通訳の方を向く。それが好きじゃないんだ。
Basket Count
確かに、通訳の人が話していると通訳の人を見がちですよね。
また、バスケの専門用語を通訳さんが100%確実に訳すことが難しいだろうということも分かっていました。
ホーバスさんは細かいニュアンスや、言葉に込められた気持ちを、通訳を通さず伝えたかったようです。
日本語だと考える時間が必要なので、より選手にとって響きやすい言葉を選べるというメリットにもなるんですね。
「間違いがあっても自分の声で伝える方が良い」という考えが、日本語が上手くなった1つの大きな理由かもしれません。